「りぐる」のシート

「りぐる」には楮・三椏などの細く長い繊維を、よじれることなく薄く均一に漉くことに、その価値を求められる土佐和紙の技術をベースとして、ソフトでより風合いの高い天然繊維と、細くて長い天然繊維や合成繊維、化学繊維の強靭さを組み合わせた画期的な不織布が使われています。

この不織布は繊維同士を高圧力の水で絡ませたオリジナルシート。保水力のある短い繊維のパルプをまんなかに、両面を繊維の長いレーヨンと楮で包んだ独自の３層構造となっています。布のように織っていないから、天然繊維のやわらかさはシートになってもそのまま。樹脂等の接着剤を使っていないからお肌にも安心です。
この技術が国内外の有名化粧品ブランドからも信頼され、ＯＥＭ製品のシートとして採用されています。

より詳しい説明は「りぐる夢美活工房」のサイトをご覧ください。　http://www.riguru-kobo.jp/

土佐楮（こうぞ）

千年の歴史を持つ土佐の高級楮。かつて朝廷や幕府への献上品としても珍重されてきました。その楮で作った紙は強く、やわらかく、吸収性が高いことから、昔から京都の舞妓さんや芸妓さん、伝統芸能にかかわる人たちの化粧紙として愛され、今も使われています。
しかし、現在は高齢化や過疎化とともに過酷な栽培作業も相まって、楮自体の生産量が激減し、楮を使った紙も少なくなってきました。
土佐市高岡町は、昔から仁淀川のきれいな水に恵まれ、良質な土佐楮の産地として栄えてきた場所。三昭紙業グループ様では、平成１８年から楮の研究と自社栽培を始められました。